白内障
白内障とは、目の中にある水晶体(レンズの役割をしています)が黄白色ににごり、視力が低下して物がかすんだり、ぼやけて見えたり、まぶしく感じたりするようになる病気です。白内障で一番多い原因は、加齢によるものです。特別な原因がなくても年齢とともに誰にでも起こります。
白内障の場合、下記のような自覚症状となって現れることがあります
- ものがかすんで見える
- まぶしくなる
- ものが二重、三重に見える
- めがねやコンタクトで調整しても、文字などが読みづらい
- 色が鮮やかに見えない
- 裸眼での視力が不安定である
白内障の治療
各種検査によって、白内障の有無、程度を診断いたします。手術が必要な場合は、当院で日帰り手術が可能です。白内障手術は濁った水晶体を取り除き、水晶体があった場所に人工の透明の眼内レンズを挿入します。眼内レンズには乱視を軽減するトーリック眼内レンズや遠近が見やすくなる多焦点眼内レンズ、両方の特徴をもったトーリック多焦点眼内レンズがあります。当院では多焦点眼内レンズについては3焦点の多焦点眼内レンズを主に選んでいます。
日帰り白内障手術について
手術の流れ
当院では日帰りで白内障手術を行っています。
- 点眼麻酔により痛みをほとんど感じずに手術を受けられます。痛みを感じやすい方には白目の皮のところに注射の麻酔を追加します。
- 2.4mmほどの小さな切り口を作り、そこから濁った水晶体を超音波で砕き、取り除きます。
- 水晶体の代わりに透明な人口の眼内レンズを挿入します。
手術時間は片目でおよそ15分前後です。
当院の特徴
- 院長が年間約400件の白内障手術をおこなっており、豊富な経験と実績があります。
- 両眼の手術の場合は同日におこなわず、片眼ずつ1週間程度あけておこないます。
- 新しい手術装置と清潔な手術室で、安全性に配慮しています。
- 日帰り手術のため、身体への負担が少なく、早期の社会復帰が可能です。
- 多焦点眼内レンズなど、ライフスタイルに合わせたレンズ選択もご相談いただけます。
手術後について
手術当日は術後は眼帯を装着し、翌日に診察を行います。視力は数日から数週間で安定していきます。しばらくは点眼治療を続け、経過観察のために定期的な通院が必要です。
ご相談ください
白内障手術は多くの方が受けている安全性の高い手術ですが、患者さんの目の状態や生活スタイルによって適した治療方針は異なります。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
